OKKは、100年以上の歴史と実績を誇る老舗工作機械メーカーで、汎用性の高いマニシングセンタなどを製造。2021年から日本電産グループの一員となっています。会社の特徴や代表的な工作機械について紹介します。
部品も入手しやすいため、多くの会社でオーバーホールの受け付けを行なっているはず。
だからといって、どんな会社でもいいわけではなく、技術力が高いや、自社の要望を満たしてくれる会社を吟味しましょう。
当サイトでは、全国のオーバーホール・レトロフィットを手掛ける会社を調査していますので、ぜひ活用してください。
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OKKは1915年、大阪市で創業以来、100年以上にわたって性能の高い工作機械の製造、販売に携わってきました。大阪機械工作所を前身とし、2015年からOKK株式会社に社名変更。
老舗機械メーカーとして、基礎的加工能力の高さが幅広い産業分野から評価されていました。2021年11月に第三者割当による新株式を発行し、その全てを日本電産株式会社に割り当てることにより、日本電産グループの企業となっています。
OKKは、さまざまなニーズに応える汎用性の高いマニシングセンタをはじめとして、汎用フライス盤や鋼材加工機のほか、3Dマイスターや加工支援総合ソフトなどの支援機能を提供してきました。
加工能力に優れているため、精度の高いオーバーホールやレトロフィット（リプレース）にも対応。経年劣化したNCフライス盤やマニシングセンタなどの工作機械の精度を復元するとともに、NC装置の取替や機電系のリプレースにより、新品同様の機械を再現していました。
2021年11月からOKKの工作機械事業を受け継いだ日本電産は、精密小型から大型まで、回るもの、動くものに特化したモータ事業を展開しています。OKKに加え、三菱重工業から日本電産マシンツール（旧三菱重工工作機械）の買収も行っており、工作機械事業のグローバル展開を本格的にスタートしています。
OKKの買収により、汎用性の高いマニシングセンタと日本電産の横中ぐりフライス盤などの大型機を組み合わせることにより、幅広いサイズの加工ニーズに対応することが可能です。
金型や精密部品を対象として、高品位な加工を実現することができる立形マニシングセンタです。高速加工時の残留振動を極限まで抑制しているため、加工面品の精度が高く、加工時間の短縮も実現しています。
また、支援機能のひとつである環境熱変異補正「ソフトスケールCube」を採用することにより、温度変化の幅がある一般工場の環境下においても加工精度の安定化を図ることが可能です。
同クラスの中で超高速性を実現した横型マニシングセンタで、早送り速度63m/min、大送り加速度1Gを実現することが可能です。自動車部品や一般的な産業化機械部品の量産加工に対応しており、高速性、高能率加工に徹底的にこだわっています。鉄系の低速重切削やアルミ系の高速切削など、幅広い加工に対応可能。自動治具インターフェースにも柔軟に対応することが可能です。
ここからは、OKKのオーバーホール・レトロフィット事例を紹介します。OKKのマシニングセンタ（VM4-3）・マシニングセンタ（MCH560）・マシニングセンタ（PCV-50）のオーバーホールについて詳しく解説していますので、参考にしてみてください。
オーバーホールによって、まったく別の機械のように生まれ変わったマシニングセンタ（VM4-3）のオーバーホール事例です。経年劣化によってサビ・汚れなどが目立つ状態でしたが、オーバーホールで内部も見た目も綺麗になりました。本体には塗装も行われ、見た目も一新しています。古い機械や劣化した機械でも、オーバーホールで精度を向上させてよみがえらせることが可能です。
オーバーホール前
引用元：塩田工業株式会社公式HP（https://www.shiotakogyo.com/example3.html）
オーバーホール後
引用元：塩田工業株式会社公式HP（https://www.shiotakogyo.com/img/oh/S4463w.jpg）
事例参照元：塩田工業株式会社公式HP（https://www.shiotakogyo.com/example3.html）
マシニングセンタ（OKK_MCH560_NCリプレース）のオーバーホール事例です。機器を分解し、清掃・部品交換など補修を行ったことで、精度の向上を実現しています。機械の安全性を高めるとともに、長期の利用も可能にします。
機械を適切に使用するには、定期的なメンテナンスが大切です。マシニングセンタ（MCH560）もオーバーホールを実施することで従来の精度を取り戻し、生産性の向上を図ります。
オーバーホール前後
引用元：塩田工業株式会社公式HP（https://www.shiotakogyo.com/example3.html）
事例参照元：塩田工業株式会社公式HP（https://www.shiotakogyo.com/example3.html）
マシニングセンタ（OKK_PCV-50）のオーバーホール事例です。オーバーホールによって機械の精度が向上し、正常な状態で稼働できるようになりました。機械は解体され清掃し、再度組み立てています。
オーバーホールを行うことで精度が向上するだけでなく、機械の故障も少なくなるため維持コストや修繕ストを抑えることが可能です。機能や性能も維持できます。マシニングセンタ（PCV-50）の外見も一新され、新しい機械を導入したかのような輝きを取り戻しました。
オーバーホール前後
引用元：塩田工業株式会社公式HP（https://www.shiotakogyo.com/example3.html）
事例参照元：塩田工業株式会社公式HP（https://www.shiotakogyo.com/example3.html）
GoogleやYahoo！といった複数の検索エンジンで工作機械のオーバーホール（OH）やレトロフィット（RF）を手掛ける会社を調査。2022年1月4日調査日時点で上位に表示された19社を、さらに調査していきました。
おそらく皆さんが一度は聞いたことがある会社ばかりかと思います。
「自社内で電装部分が一気通貫で担当できる」ことを大前提に、「技術者のスキルが高い」ことを証明する「技術者の研修や技術継承に関する記述がある」「設計図がなくても対応可能」「専用機の設計製作をやっている」という３つの項目を満たす会社を追加調査したところ、これからご紹介する「三宝精機工業」「スギヤマメカレトロ」が該当しました。
技術者の腕なら
引用元：三宝精機工業 https://www.sanpo-seiki.com/
こんなOH・RFを依頼するのがおすすめ
技術者の頭脳なら
三宝精機工業は、【1】電気技術者が自社内におり、【2】「技術者の研修や技術継承に関する記述がある」「設計図がなくても対応可能」2点を満たし、【3】機械技術者が27名在籍、大型機械も自社内で直せる規模。
「技術力」としたのは、技術者の研修や技術の継承に関する記述の量が、調査した19社中一番多く、また廃業した昌運工作所のアフターサービスを日本国内外で唯一正式移管されているということが理由です。
スギヤマメカレトロ【1】電気技術者が自社内におり、【2】「技術者の研修や技術継承に関する記述がある」「設計図がなくても対応可能」「専用機の設計製作をやっている」3点を満たし、【3】社員数110名を擁し、本社・拠点工場とは別に、金型工場・大型機工場を、海外にも強力会社を持ちます。
調査した他の18社にはない、専用機の設計・製作の事例も多いため、「頭脳」としています。
