小林機械は、顧客所有機械のほか、中古販売のために買い取った工作機械のオーバーホールを行っており、明瞭な料金を提示しています。技術や会社の特徴、事例や設備などについて紹介します。
小林機械は、工作機械のメンテナンスや買取、中古販売を主な事業としています。そのため、主に買い取った機械を徹底清掃し、精度を上げて販売するためのオーバーホールを実施。ボールねじなどのベアリング交換などにより精度を回復。
精度はコスト面と顧客ニーズに合わせて調整可能であり、自社技術により精度保証を付けて販売しています。また、引取だけでなく出張修理サービスにも対応可能です。
オーバーホールの工程は、不具合チェック、修理、精度検査、テスト加工となっており、中古機械購入後のサポートも充実しています。また、修理費用を公式サイトで明瞭に提示。作業時間3時間までの基本料金や超過した場合の料金、17時以降の作業料金や、土日祝日の作業料金についても明確に記載されています。
遠隔地からの依頼の場合は、交通費や宿泊費なども詳細に記載されているため、事前に予算を組むことが可能です。
小林機械では、丁寧かつ情熱をもってメンテナンスに取り組んでいます。オーバーホールのきさげ加工は、ミクロン単位の作業が求められる熟練の技であるため、スタッフは毎日の研鑽を欠かすことがありません。
また、メンテナンスが終わった機械の運送は、グループ会社「KBK」により、全国を対象エリアとした自社配送に対応。運送、据付、セットアップまでトータルサポートが可能です。
工作機械のオーバーホール・
レトロフィットなら!
技術と頭脳で選ぶおすすめ会社
立型マシニングセンタをオーバーホールした事例です。精度不良で上面精度が0.08ある状態でした。テーブルサドルを解体してターカイトの状態を確認したところ、劣化、破損が認められたため、新しいベアリーでターカイトを張り替え。
テーブルの傷を研磨し、再度組み立てて精度出しを実施。最終的に、精度修正後の上面精度を0.01に修正することができました。
ドリリングセンターのオーバーホール事例です。テーブル、サドルを解体し、X軸、Y軸リニアガイドより異音が認められたため、リニアガイドの新品に張り替えました。
次に、ダイヤルゲージを使用してリニアガイドの並行出しを行って精度出しを実施。X軸、Y軸のボールねじから異音が認められたため、部品交換を行いました。再組立後の動作状況は良好です。
小林機械では、業界でも珍しい大型ベッド研磨機や大型五面加工機を備えているため、メーカーからの依頼を受けることもあります。倉庫は9,000坪を超える広さがあり、常時800台以上の機械の展示が可能です。
大型機械もあるため、50tクレーンを設置。品質管理を徹底しており、高精度な機械は恒温室で常に温度、湿度を管理しています。
大隈豊和/ 森精機/ 三井精機/ ヤマザキマザック/ 岡本工作/ 他
本社所在地 | 群馬県館林市赤生田本町3831-2 |
---|---|
問い合わせTEL | 0276-74-4406 |
創業 | 1994年7月 |
従業員数 | 35名 |
GoogleやYahoo!といった複数の検索エンジンで工作機械のオーバーホール(OH)やレトロフィット(RF)を手掛ける会社を調査。2022年1月4日調査日時点で上位に表示された19社を、さらに調査していきました。
おそらく皆さんが一度は聞いたことがある会社ばかりかと思います。
「自社内で電装部分が一気通貫で担当できる」ことを大前提に、「技術者のスキルが高い」ことを証明する「技術者の研修や技術継承に関する記述がある」「設計図がなくても対応可能」「専用機の設計製作をやっている」という3つの項目を満たす会社を追加調査したところ、これからご紹介する「三宝精機工業」「スギヤマメカレトロ」が該当しました。
技術者の腕なら
引用元:三宝精機工業 https://www.sanpo-seiki.com/
こんなOH・RFを依頼するのがおすすめ
技術者の頭脳なら
三宝精機工業は、【1】電気技術者が自社内におり、【2】「技術者の研修や技術継承に関する記述がある」「設計図がなくても対応可能」2点を満たし、【3】機械技術者が27名在籍、大型機械も自社内で直せる規模。
「技術力」としたのは、技術者の研修や技術の継承に関する記述の量が、調査した19社中一番多く、また廃業した昌運工作所のアフターサービスを日本国内外で唯一正式移管されているということが理由です。
スギヤマメカレトロ【1】電気技術者が自社内におり、【2】「技術者の研修や技術継承に関する記述がある」「設計図がなくても対応可能」「専用機の設計製作をやっている」3点を満たし、【3】社員数110名を擁し、本社・拠点工場とは別に、金型工場・大型機工場を、海外にも強力会社を持ちます。
調査した他の18社にはない、専用機の設計・製作の事例も多いため、「頭脳」としています。