岡本工作機械製作所は、自社一貫生産体制で研削盤をメインとした多彩な商品ラインナップを揃えており、顧客ニーズに応じた高精度、高品質の工作機械を提供することが可能です。会社や自社製作工作機械の特徴などについて紹介します。
オーバーホール及び整備は、神奈川の技研(株)がメインで対応しています。
技研(株)は、元々は岡本工作機械製作所社内の一部署でしたが、その後、分社化されました。
ほとんどのユーザーは、まず技研(株)に問合せますが、機齢が経っているものに関しては、断られてしまうこともありますので、その場合は自分でオーバーホールの会社を探す必要があります。
工作機械のオーバーホール・
レトロフィットなら!
技術と頭脳で選ぶおすすめ会社
工作機械本体のベースとなる鋳物は、木型工場、鋳物工場を持ち、設計から製造までを一貫して行うことができるため、高品質・高精度な製品を提供することができます。また、部品加工や塗装、組立に至るまで自社グループの力を結集して内製化に取り組むことにより、一貫生産体制を構築。国内外の製造拠点には全て加工工場を併設していることから、コストダウンを実現することも可能です。
工作機械づくりに携わって80年以上の実績と信頼があり、エレクトロニクス先端技術でもカバーできない熟練の技で高品質・高精度なオーバーホール、レトロフィットにも対応しています。グループ会社である技研株式会社がメンテナンスを対応。CNCによる自動化技術のほか、熟練の手作業きさげの技術を熟練職員から若手職員へ継承しながら、技術力を維持しています。
岡本工作機械製作所には、平面研削盤や成形研削盤、円筒研削盤など、さまざまな研削加工のニーズに応えられる多彩な研削盤の製品ラインナップがあります。また、微細精密な加工物を測定するため、各種高精度測定器を完備。工作機械を自社一貫生産できる技術力と体制が整備されていることから、予算や追加する仕様などのニーズに応えるオーバーホール、レトロフィットに対応することができます。
タッチパネル入力を採用することにより、番号のみの表示であったアラームを言語化するとともに、自己診断機能により、各種部品の稼働状況を確認することができます。そのため、メンテナンスに手間がかかりません。また、ステンレス製のカバーを標準装備していることにより、機械カバーの長寿命化を実現。粗加工、精加工、スパークアウトの自動検索を通常のサイクルとして搭載しています。
加工データ自動設定機能を搭載しているため、砥石の粒度と幅、ワーク寸法径を入力するだけで、検索条件やドレス条件を自動で最適化してくれます。また、文字レスタッチパネル操作で、段取りにかかる時間を大幅に短縮。V-V案内板を採用しており、真直性と剛性の高いT型一体フレームにより、難削材加工や深切込みを超精密かつ高い剛性で加工することができます。
円筒研削盤をベースにした欧州スタイルの複合研削盤です。プレーン・アングル・内面加工用の3つの砥石軸を搭載しており、自動旋回により、ワンチャッキングで外周や端面、内径の複合加工を段取りいらずで連続加工することが可能。DDモータ駆動によるスピンドル旋回により、正確に位置決めを行うことができます。機上測定・自動補正を取りければ、高精度自動サイクル加工にも対応可能です。
岡本工作機械製作所のオーバーホール・レトロフィット事例を紹介します。
岡本工作機械製作所PSGシリーズのオーバーホール事例です。解体・洗浄・塗装などが行われました。全体的に黒ずみや錆が目立ちますが、汚れがすべて落とされて新品のような状態になりました。刃物で金属の表面(平面部分)を削る「きさげ加工」が行われています。工具を使って金属の表面を削ることで、平面度が高く油たまりのある面に仕上げ、精度を上げています。見た目だけでなく、生産率を高めるための改良がされている点もポイントです。
レトロフィット前&後
事例参照元:三宝精機工業株式会社公式HP(https://www.sanpo-seiki.com/service/service_01/)
OKAMOTO_PSG-84(平面研削盤)のオーバーホール事例です。全体的に汚れで色がくすんでおり、劣化が目立つ状態でした。オーバーホールで機械を分解、点検、修理、部品交換などを行い、新品同様の性能・精度を復元しています。これだけの復元率であれば、新規に平面研削盤を購入しなくても、新品同様の性能を実現できるでしょう。
オーバーホールなら使い慣れた機械をそのまま使用できるため、戻ってきた後もスムーズに使用を再開できます。コスト面だけでなく、操作性の面からもオーバーホールのメリットを受けられます。
レトロフィット前&後
レトロフィット前&後
事例参照元:塩田工業株式会社公式HP(https://www.shiotakogyo.com/surface-grinder.html)
OKAMOTO_PSG-52(平面研削盤)のオーバーホール事例です。使用感が激しく劣化も見られる状態ですが、オーバーホールで新品同様になりました。カラーもホワイトに一新し、購入当時と同様の操作性・精度を再現しています。
内部などの見えない部分も分解して清掃を行い、不具合が確認されちゃ部品は交換、安全性・生産性向上の提案を行うなど、精度を追求しています。機械を安全に使用して生産効率を高めるためにも、点検やオーバーホールは重要ということが分かります。
レトロフィット前&後
レトロフィット前&後
事例参照元:塩田工業株式会社公式HP(https://www.shiotakogyo.com/surface-grinder.html)
所在地 | 群馬県安中市郷原2993 |
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電話番号 | 027-385-5800 |
創業 | 1935年11月(設立) |
売上高 | 303億7,200万円(2020年度) |
GoogleやYahoo!といった複数の検索エンジンで工作機械のオーバーホール(OH)やレトロフィット(RF)を手掛ける会社を調査。2022年1月4日調査日時点で上位に表示された19社を、さらに調査していきました。
おそらく皆さんが一度は聞いたことがある会社ばかりかと思います。
「自社内で電装部分が一気通貫で担当できる」ことを大前提に、「技術者のスキルが高い」ことを証明する「技術者の研修や技術継承に関する記述がある」「設計図がなくても対応可能」「専用機の設計製作をやっている」という3つの項目を満たす会社を追加調査したところ、これからご紹介する「三宝精機工業」「スギヤマメカレトロ」が該当しました。
技術者の腕なら
こんなOH・RFを依頼するのがおすすめ
三宝精機工業は、【1】電気技術者が自社内におり、【2】「技術者の研修や技術継承に関する記述がある」「設計図がなくても対応可能」2点を満たし、【3】機械技術者が27名在籍、大型機械も自社内で直せる規模。
「技術力」としたのは、技術者の研修や技術の継承に関する記述の量が、調査した19社中一番多く、また廃業した昌運工作所のアフターサービスを日本国内外で唯一正式移管されているということが理由です。
スギヤマメカレトロ【1】電気技術者が自社内におり、【2】「技術者の研修や技術継承に関する記述がある」「設計図がなくても対応可能」「専用機の設計製作をやっている」3点を満たし、【3】社員数110名を擁し、本社・拠点工場とは別に、金型工場・大型機工場を、海外にも強力会社を持ちます。
調査した他の18社にはない、専用機の設計・製作の事例も多いため、「頭脳」としています。