日本電産マシンツールは、生産拠点や研究開発拠点を複数設けて、工作機械メーカーとして培った技術により、オーバーホールやレトロフィット、クイックイノベーションに対応。技術や会社の特徴などについて紹介します。
工作機械の補修、リプレースにより、機能や性能、生産性や品質、保守性などを復元、向上させるオーバーホールに対応しています。電装品の劣化では、NC装置や可動部配線の更新、保守部品生産打ち切りについては、主軸モーターやコントローラーの更新などで対応。
メニューは多岐にわたるため、機械に合わせた提案ができます。
工作機械の一部機能の設計変更し、機能改造、リプレース、レトロフィットに対応しています。また、工作設置時の土台を流用した大幅な刷新を行うクイックリノベーションにも対応。
工作機械メーカーとして蓄積した技術を活かした改造であり、更新後のサービス対応は保守サービスカルテを活用してスムーズに行うことができます。
ユーザー向けのトレーニングスクールを開催しているため、工作機械のオペレーションやメンテナンス、加工技術に精通したスタッフを育成しています。工作機械の加工理論や機械構造、操作方法やプログラム方法について指導。
精密加工機や円筒研削盤などについても、ユーザーのニーズに応じたトレーニングを提案できるスキルがあります。
工作機械のオーバーホール・
レトロフィットなら!
技術と頭脳で選ぶおすすめ会社
フライス中ぐり複合工作機をオーバーホール、レトロフィットした事例です。手動機をNC機にレトロフィットし、生産性、操作性を向上。また、コラム摺動面や主軸ツールロックキング部、及び主軸モータ連結部をオーバーホール。
さらに、主軸テーパ部のセルフ研磨を行うことで、主軸を分解することなく機上研磨ができました。
機齢30年の門形機をレトロフィットした事例です。早送り速度は2~3倍にアップし、主軸回転数、主軸出力も大幅に向上しました。また、通常2か月半程度かかる基礎工事を1か月に短縮することが可能に。
コラムより上を撤去し、その部分のみを新作。ベッド流用により新台納入の際の費用と比べて、コストを19%削減することもできました。
日本電産マシンツールは、滋賀県に本社・管理拠点を構えるほか、研究開発拠点や生産拠点、営業拠点を数多く設けています。生産拠点や営業拠点は国内にとどまらず、アジアや北米、南米にも複数設置。
これにより、開発、生産、販売が高いレベルで常に連携することができ、各マーケットのニーズにきめ細かく対応することができます。
公式サイトに記載がありませんでした。
本社所在地 | 滋賀県栗東市六地蔵130 |
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問い合わせTEL | 077-553-3300 |
創業 | 2004年4月(設立) |
従業員数 | 840名 |
GoogleやYahoo!といった複数の検索エンジンで工作機械のオーバーホール(OH)やレトロフィット(RF)を手掛ける会社を調査。2022年1月4日調査日時点で上位に表示された19社を、さらに調査していきました。
おそらく皆さんが一度は聞いたことがある会社ばかりかと思います。
「自社内で電装部分が一気通貫で担当できる」ことを大前提に、「技術者のスキルが高い」ことを証明する「技術者の研修や技術継承に関する記述がある」「設計図がなくても対応可能」「専用機の設計製作をやっている」という3つの項目を満たす会社を追加調査したところ、これからご紹介する「三宝精機工業」「スギヤマメカレトロ」が該当しました。
技術者の腕なら
引用元:三宝精機工業 https://www.sanpo-seiki.com/
こんなOH・RFを依頼するのがおすすめ
技術者の頭脳なら
三宝精機工業は、【1】電気技術者が自社内におり、【2】「技術者の研修や技術継承に関する記述がある」「設計図がなくても対応可能」2点を満たし、【3】機械技術者が27名在籍、大型機械も自社内で直せる規模。
「技術力」としたのは、技術者の研修や技術の継承に関する記述の量が、調査した19社中一番多く、また廃業した昌運工作所のアフターサービスを日本国内外で唯一正式移管されているということが理由です。
スギヤマメカレトロ【1】電気技術者が自社内におり、【2】「技術者の研修や技術継承に関する記述がある」「設計図がなくても対応可能」「専用機の設計製作をやっている」3点を満たし、【3】社員数110名を擁し、本社・拠点工場とは別に、金型工場・大型機工場を、海外にも強力会社を持ちます。
調査した他の18社にはない、専用機の設計・製作の事例も多いため、「頭脳」としています。