工作機械の製造や販売を手掛けている現存国産メーカー、海外メーカー、廃業・統合されているメーカー別に簡単に紹介。OHを依頼する際の参考にしてください。
どこ製の機械、現存している・していないメーカーに問わず修理対象となる機械は、そのほとんどが年代物になるかと思います。
その為、現存メーカーへ問合せをしても、機械が古過ぎるため新台をすすめられる、関連資料・図面が無い、現在は対応できる作業者がいないといった場合もあります。
そういったときに、新台という選択肢以外にも、オーバーホールを専門にしている会社に依頼するという手もあります。
ぜひ今の機械を諦めずに、使いやすいものを、かつまだ使えるものを使い続けるために、当サイトを活用してください。
工作機械のオーバーホール・
レトロフィットなら!
技術と頭脳で選ぶおすすめ会社
1935年設立以来、研削加工をメインに工作機械や半導体関連装置の分野で高品質・高精度な製品づくりを行っています。各拠点には加工工場が併設されており、顧客のニーズに応じた迅速な対応やコストダウンが可能です。
1898年創業当時より、生産性向上を目標に工作機械の製造やメンテナンスを手掛けています。工作機械メーカーでありながら、NC装置を自社開発。機・電一体型、加工現場を熟知した知能化技術により各種サービスを提供しています。
1911年創業以来、1世紀以上の歴史と実績があり、円筒研削盤をはじめとした工作機械類の製造及び販売を手掛けています。各部門のスペシャリストが在籍しており、職人の技と各部門一貫体制により、高精度かつ短納期への対応が可能です。
1937年創業以来、培ってきた精密技術をベースに、「高精度」「高速」「高剛性」をモットーとした工作機械を提供。ミクロン単位の加工が可能な自動旋盤をはじめとして、高品質、高精度な製品づくりを行っています。
1938年に創業し、国内外の幅広い産業界のニーズに応える機械を提供。モノづくりの総合メーカーとして、マシニングセンタや横中ぐり盤、各種研削盤などの工作機械のほか、産業用ロボットや伝声制御装置、鋳物などの製造・販売を行っています。
1925年創業以来、「精密」への強いこだわりと確かな技術力で数多くの産業界をサポート。約90年の実績と匠の技により、測定・計測、熱処理、精密加工・組立、治具・工作機械など、幅広い分野で要素技術と多彩な商品を提供しています。
金属工作機械の製造、販売を手掛けていた豊田工機が前身。自動車部品や工作機械、電子制御機器をメインにグローバルに事業を展開しています。自社製工作機械製造、販売のほか、職人の技で蘇られたリビルド機の販売にも対応可能です。
1929年の創業以来、「精度が最優先」をモットーに、厳しい品質管理と優れた人材の確保、育成を重視して高精度かつ耐久性にすぐれたマシニングセンタ、ジグボーラー、CNC歯車研削盤などを製造。中国やアメリカにも現地法人を設けています。
1937年創業以来、さまざまな産業界のニーズに応える工作機械製品とサービスを提供しています。マシニングセンタやNC放電加工機、NCフライス盤など、商品ラインナップが多彩。機械だけでなく、加工技術やソフトウェアの情報にも精通しています。
1970年の創業以来、金属工作機械及び機器の製造・販売をメインに事業を展開。モールドベースやプレート加工を目的とした両頭フライス盤やプレートミル、省スペースかつ長尺ワーク加工が可能なマシニングセンタなど、生産性の高い工作機械を提供しています。
1877年創業の老舗鉄工所として、研削盤やフライス盤などの工作機械を提供。品質を重視し、素材から組立までの全工程を通じて熟練の技で丹念に製作しています。デスクトップタイプの小型マシニングセンタなど、技術革新にも積極的です。
1949年創業以来、50年以上にわたってフライス盤製造に携わっています。その経験とノウハウを活かして、アルミ長尺材加工機や特殊工作機械、専用機など、顧客のニーズに合わせたカスタマイズやオーダーメイドされたNC加工機を提供しています。
1949年に創業したヤマト機械工業を礎として、紡績機械メーカーとして発足。1960年には大阪機械製作所と合併し、工作機械と自動包装機械の技術を併せ持つ会社に。匠の精鋭技術集団により、精度の高い工作機械を提供しています。
1935年創業の工作機械メーカーであり、マシニングセンタをはじめとした工作機械の製造・販売のほか、金属光造形複合加工機の製造や販売、CAD/CAMシステム販売を手掛けています。精度に徹底的にこだわったモノづくりでグローバルな事業を展開しています。
※Google検索にて情報を確認できませんでした。(現存、廃業も不明)
2019年に創業100周年を迎えた老舗工作機械メーカーで、当初より世界に生産拠点やサポート拠点を設けて、グローバルな事業を展開しています。CNC旋盤、マシニングセンタ、レーザ加工機、5軸加工機など、幅広い製品レンジを展開するとともに自動化の提案も可能です。
1972年設立、富士山の麓の広大な敷地に本社を構え、基本技術となるNCとサーボ、レーザからなるFA事業のほか、技術を応用したロボット事業、ロボマシン事業を展開。小型切削加工機や超精密加工機などにより、製造現場の自動化と効率化を推進しています。
2002年から日立精機の工作機械に関するほとんどの事業を承継しており、グローバルな工作機械のサービスを展開しています。5軸複合加工機をはじめとする自社製品の製造のほか、オーバーホールやレトロフィットへの対応も可能です。
1946年設立以来、コア技術である精密研削加工技術を武器に、ナノミクロン単位にこだわった高精度、高剛性を実現する工作機械を製造。超硬、CBN、PCD等硬脆材の研削技術が高く、年数を経ても精度が維持できる研削盤を提供することが可能です。
1937年に創業した金属加工機械のグローバルメーカー。切削、研削盤事業などを手掛けており、研削加工の自動化やワンチャッキング5面連続研削加工など、生産性の向上を実現。開発、製造、販売、サービスまで一貫した事業を展開しています。
1928年、精密測定器や精密工作機械の国内生産を目的に設立しました。2003年にジェイテクトと包括的業務提携を行ってからは、工作機械とコンプレッサの2部門で事業を展開。技術力を活かしたマシニングセンタや各種研削盤を提供しています。
トヨタ自動車グループの一員であり、金属工作機械の製造、販売を目的に分離・独立。自動車部品やメカトロニクス製品も扱うようになり、光洋精工との合併を経て、現在はジェイテクトが事業を引き継いでいます。
NC旋盤をはじめとする工作機械の大手メーカーであったが、2002年に廃業。その後、フライス盤事業は委託生産先であったエツキに、その他、工作機械に関わるほとんどの事業はDMG森精機に引き継がれています。
1915年創業以来、100年以上にわたって汎用性の高いマシニングセンタなどの工作機械の製造、販売に携わっています。基礎的加工能力の高さは、2021年11月に事業買収を行った日本電産に承継されています。
日立製作所の工作機械部門が独立・分離して設立された会社で、工作機械専門に製造、販売を手掛けていました。現在は廃業しており、旧日立精工OBが多く在籍する伸光産業に保守・サービス事業が移管されています。
1997年、吸収合併された工作機械メーカーで、超精密旋盤として評価の高いカズヌーブ旋盤などを製造。精度や耐久性に優れているため、現在でも数千台が稼働しているとのこと。現在では、神崎工機製作所から三宝精機工業がメンテナンスを引き継いでいます。
1884年創業後、2015年には、工作機械部門を三菱重工工作機械として分社化。2021年には、日本電産の子会社となり日本電産マシンツール株式会社になり、2023年4月1日に「ニデックマシンツール株式会社」に社名を変更しています。。部品事業に工作機械が加わることにより、要素技術や工作技術の技術開発など、事業を拡大しています。
1862年にスイスに設立した精密工作機械工学のスペシャリストであり、立形・横型マシニングセンタをメインに製造。ギアボックスハウジングや2軸ターンテーブル、スピンドルヘッドなどにより、従来のマシニングセンタよりも高い精度での加工を実現しています。
1895年に前身となる日本石油付属新潟鉄工所を開設。1949年には総合機械メーカーとして造船や鉄道車両、各種産業機械の製造を手掛けるが、2001年に経営破綻。工作機械、成形機の製造を手掛けるニイガタマシンテクノが事業を承継しています。
1912年にスイスに設立した企業で、ハードウェア、ソフトウェア、システム統合、サービスなどの幅広い事業を展開。100年以上にわたって、高精密検討研削盤の開発及び製造を行っており、高品質かつ耐久性の高い各種研削機械を提供しています。
1926年にアメリカのミシガン州で設立し、早くから数値制御工作機械を手掛けた企業です。90年以上にわたって、工作機械業界において革新的でコストを削減できるソリューションを提供。多彩な部品やアイテムを揃えて、細かなニーズに応えています。
スイスに本社を構えて、世界50か国以上に販売代理店を設けて、産業向けの機械、オートメーションソリューションなどを提供しています。放電装置やクランプ、パレット固定システムなどの高速・高性能のフライス加工、自動化ソリューションまで対応することが可能です。
MAAGは、スイスに本社を構えるMAAGグループの一員であり、ポンプやろ過システムのスペシャリストです。工作機械の分野では、腐食性のある流体や高純度の流体など幅広いアプリケーションに適応するギアポンプのほか、スクリーンチェンジャーを提供しています。
精密工作機械の設計や製造をメインに事業を展開しており、ジグ研削盤及びアクセサリーの全製品を製造しています。複数のプログラム制御が可能な軸を搭載した研削盤は、複雑な2次元、3次元の加工も可能。特定の研削目的に合った製品を提供しています。
アメリカを本拠地として、世界市場を相手に高度な金属切断ソリューション事業を展開しています。CNCターニング、フライス加工、研削盤など幅広い製品を取り揃えており、工作機械のアクセサリー提供にも対応可能です。
GoogleやYahoo!といった複数の検索エンジンで工作機械のオーバーホール(OH)やレトロフィット(RF)を手掛ける会社を調査。2022年1月4日調査日時点で上位に表示された19社を、さらに調査していきました。
おそらく皆さんが一度は聞いたことがある会社ばかりかと思います。
「自社内で電装部分が一気通貫で担当できる」ことを大前提に、「技術者のスキルが高い」ことを証明する「技術者の研修や技術継承に関する記述がある」「設計図がなくても対応可能」「専用機の設計製作をやっている」という3つの項目を満たす会社を追加調査したところ、これからご紹介する「三宝精機工業」「スギヤマメカレトロ」が該当しました。
技術者の腕なら
こんなOH・RFを依頼するのがおすすめ
三宝精機工業は、【1】電気技術者が自社内におり、【2】「技術者の研修や技術継承に関する記述がある」「設計図がなくても対応可能」2点を満たし、【3】機械技術者が27名在籍、大型機械も自社内で直せる規模。
「技術力」としたのは、技術者の研修や技術の継承に関する記述の量が、調査した19社中一番多く、また廃業した昌運工作所のアフターサービスを日本国内外で唯一正式移管されているということが理由です。
スギヤマメカレトロ【1】電気技術者が自社内におり、【2】「技術者の研修や技術継承に関する記述がある」「設計図がなくても対応可能」「専用機の設計製作をやっている」3点を満たし、【3】社員数110名を擁し、本社・拠点工場とは別に、金型工場・大型機工場を、海外にも強力会社を持ちます。
調査した他の18社にはない、専用機の設計・製作の事例も多いため、「頭脳」としています。