芝浦機械は、工作機械製造からスタートした技術をオーバーホールやレトロフィットに活用することが可能です。技術力や会社の特徴、対応力や事例、工場や体制などについて紹介します。
既存の工作機械を納入当時の精度に復元させるオーバーホールに対応しています。ボールねじ交換や案内面の清掃・修理、主軸のオーバーホールといった簡易的なものから、熟練の技や中ぐり盤製造の技術を駆使した主軸テーパ穴研削などにも対応。
油タンク内の清掃や油交換により、機械故障や能力低下の防ぐこともでき、ニーズや機械の状態に応じた幅のあるオーバーホールが可能です。
NC装置の操作性の統一や外国語対応、経年劣化による誤動作、油漏れといったトラブル対応などを目的としたレトロフィットに対応しています。コスト低減や性能向上、消費電力の低減や操作性向上、自動化など、さまざまなニーズに対応することが可能です。
また、高速・超精密制御技術、リニアモータ制御技術などを駆使したレベルの高いレトロフィットに対応しています。
芝浦機械グループでは、OJTのほか、全社共通または職種に応じた専門分野ごとに、幅広い教育・研修を実施しています。なかでも、将来を担う中堅や若手技術者を対象とした技術者教育には力を入れており、基礎技術の習得から技術士の資格取得までをフォロー。
グローバル市場で活躍できる人材育成を目指したプログラムも実施しています。
工作機械のオーバーホール・
レトロフィットなら!
技術と頭脳で選ぶおすすめ会社
大型プラノミラーをNC化、リニアガイド化などでレトロフィットした事例です。主な改造内容は、X・Y・Z軸のNC化、新規NC装置の設置、テーブル摺動面及び主軸頭摺動面のリニアガイド化、新規アタッチメントへの交換など。
レトロフィット後は、主軸頭ストロークが約2倍、主軸回転数が約4倍、クイル(ラム)早送りが約12倍と大幅に性能を向上することができました。
大型立旋盤をレトロフィットした事例です。主な改造内容は、NC化、左右刃物台新設、送りボールねじ化、ペンダントクレーン新設など。また、テーブル面静圧方式の改造や自動計測装置取付により、耐久性や操作性を向上。
さらに、ワーク許容荷重や送り速度のレベルアップにより、サイズ、個数ともに生産性をアップすることが可能になりました。
芝浦機械は、国内に複数の営業所を構えているほか、アジア、アメリカ、ヨーロッパに海外拠点を設けてグローバルな事業を展開しています。製品製造やメンテナンスに対応できる工場は、国内では沼津、相模、御殿場の3か所。
海外には中国、インド、タイに工場を設けており、コストを抑えたスピーディーな対応が可能です。
公式サイトに記載がありませんでした。
本社所在地 | 東京都千代田区内幸町2-2-2 富国生命ビル4F |
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問い合わせTEL | 03-3509-0200 |
創業 | 1938年12月 |
従業員数 | 3,081名 |
GoogleやYahoo!といった複数の検索エンジンで工作機械のオーバーホール(OH)やレトロフィット(RF)を手掛ける会社を調査。2022年1月4日調査日時点で上位に表示された19社を、さらに調査していきました。
おそらく皆さんが一度は聞いたことがある会社ばかりかと思います。
「自社内で電装部分が一気通貫で担当できる」ことを大前提に、「技術者のスキルが高い」ことを証明する「技術者の研修や技術継承に関する記述がある」「設計図がなくても対応可能」「専用機の設計製作をやっている」という3つの項目を満たす会社を追加調査したところ、これからご紹介する「三宝精機工業」「スギヤマメカレトロ」が該当しました。
技術者の腕なら
こんなOH・RFを依頼するのがおすすめ
三宝精機工業は、【1】電気技術者が自社内におり、【2】「技術者の研修や技術継承に関する記述がある」「設計図がなくても対応可能」2点を満たし、【3】機械技術者が27名在籍、大型機械も自社内で直せる規模。
「技術力」としたのは、技術者の研修や技術の継承に関する記述の量が、調査した19社中一番多く、また廃業した昌運工作所のアフターサービスを日本国内外で唯一正式移管されているということが理由です。
スギヤマメカレトロ【1】電気技術者が自社内におり、【2】「技術者の研修や技術継承に関する記述がある」「設計図がなくても対応可能」「専用機の設計製作をやっている」3点を満たし、【3】社員数110名を擁し、本社・拠点工場とは別に、金型工場・大型機工場を、海外にも強力会社を持ちます。
調査した他の18社にはない、専用機の設計・製作の事例も多いため、「頭脳」としています。