三井精機はマザーマシンのような、工作機械と動力源となる空気圧縮機を提供している企業です。工作機械やオーバーホール、レトロフィット情報を解説します。
三井精機はスピーディなアフターサービスに力を入れています。工作機械の不具合や修理対応ができ、全国47都道府県、三井精機指定サービス工場を設置。オーバーホールを相談しやすい体制を整えています。
工作機械のオーバーホール・
レトロフィットなら!
技術と頭脳で選ぶおすすめ会社
1928年、精密測定機器や説密工作機械の外国依存から脱却するために創業しました。工作機械とコンプレッサの2部門があり、製品の質の高さから技術の三井精機と評価されています。1μm以下の精度を測る技術を土台に、精度が長期間安定して保持できる特殊な要望にも対応しています。
精密ボールねじ研削加工では、国内においてほぼ100%という非常に高いシェアを誇っている企業です(※)。基本的にNC工作機の多くは直線軸の駆動にボールねじが使われています。
三井精機のコンプレッサ、Z-screwのメカニズムは、国内だと三井精機だけが採用しています。回転時のバランスのよさが特徴で、長寿命、低騒音、低振動を実現しているのが強みです。なめらかな旋回運動ができる小型のスクロールコンプレックスは、吸い込み、圧縮、吐き出しを複数連続的に実行するのが特徴的。心臓部の部品は三井精機のマザーマシンで加工されています。
三井精機の5軸マシニングセンタは複数種類と大きさのラインナップを用意しています。横型マシニングセンタHU100-Tは、テーブルonテーブル・タイプです。φ360パレットの4APCが標準仕様で、φ360固定テーブル機や、50Tテーパーのツールシャンクの自動ワーク交換機仕様も用意しています。B軸とC軸の一体型かとスリーローラーベアリニングにより剛性も高いです。
高精度加工機を求めるなら、ジグボーラーです。三井精機のジグボーラーはJ6CN、J7CN、大型のJ1220やJ1230まで用意しています。J1220は、X軸ストローク2m(J1220)、3m(J1230)で大型タイプですが、ミクロン台の加工精度を誇ります。有限要素法解析により、荷重に対して変形を抑えられる高剛性ベッド・テーブル・コラム構造です。4面高速のラムタイプヘッドも真直度と剛性があり、ツインドライブで安定して送れます。
ジグボーラーをオーバーホールした事例です。1967年代から、オーバーホールをコア技術として、国内外の工作機械メンテンナンス業務を手掛けています。解体と洗浄、部品チェックや塗装、すり合わせ部品交換、芯出しや精度出し、運転調整や組付けまでしっかりと対応しています。
所在地 | 埼玉県比企郡川島町八幡 6-13 |
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電話番号 | 049-297-5555 |
創業 | 1928年12月29日(昭和3年) |
売上高 | 177億円(2022年3月:単独) |
GoogleやYahoo!といった複数の検索エンジンで工作機械のオーバーホール(OH)やレトロフィット(RF)を手掛ける会社を調査。2022年1月4日調査日時点で上位に表示された19社を、さらに調査していきました。
おそらく皆さんが一度は聞いたことがある会社ばかりかと思います。
「自社内で電装部分が一気通貫で担当できる」ことを大前提に、「技術者のスキルが高い」ことを証明する「技術者の研修や技術継承に関する記述がある」「設計図がなくても対応可能」「専用機の設計製作をやっている」という3つの項目を満たす会社を追加調査したところ、これからご紹介する「三宝精機工業」「スギヤマメカレトロ」が該当しました。
技術者の腕なら
引用元:三宝精機工業 https://www.sanpo-seiki.com/
こんなOH・RFを依頼するのがおすすめ
技術者の頭脳なら
三宝精機工業は、【1】電気技術者が自社内におり、【2】「技術者の研修や技術継承に関する記述がある」「設計図がなくても対応可能」2点を満たし、【3】機械技術者が27名在籍、大型機械も自社内で直せる規模。
「技術力」としたのは、技術者の研修や技術の継承に関する記述の量が、調査した19社中一番多く、また廃業した昌運工作所のアフターサービスを日本国内外で唯一正式移管されているということが理由です。
スギヤマメカレトロ【1】電気技術者が自社内におり、【2】「技術者の研修や技術継承に関する記述がある」「設計図がなくても対応可能」「専用機の設計製作をやっている」3点を満たし、【3】社員数110名を擁し、本社・拠点工場とは別に、金型工場・大型機工場を、海外にも強力会社を持ちます。
調査した他の18社にはない、専用機の設計・製作の事例も多いため、「頭脳」としています。